🧑🚀キャラ紹介(Characters in this Dialogue)
- 🍙モチ:制度の異常さを跳ね返す自由な問いかけ役。ナンセンス設定にも恐れず突っ込み、核心を揺さぶる。
- 🐟シャケ:現実派で構造・制度の目線を持つ。制度の運用や副作用に対して冷静に対処する分析担当。
- 🌀ノリ:社会制度と表現の変質を見つめる哲学系知性。言葉・呼吸・詩を構造ごと再構成してくる知的支柱。
- 💫ミル:感情・詩・内面から切り込む感性派。酸素=表現の比喩世界を美しくも切なく語る。
- 🔥ブレイズ:ルールに抗う実行力と発想の飛距離で、“制度の裏技”や抜け道を提示する戦略家。
- 🌸サクラ:庶民的な笑いと本音で、異常な制度に対する人間らしさを守るツッコミ&共感軸。
🟠Section 1:投稿しないと空気が薄くなるって、どういう状態?
🍙モチ:
やばくない?この世界さ、SNSに投稿しないと空気が薄くなるんだって。
つまり、つぶやかないと窒息。
🔥ブレイズ:
やべえなそれ。“発信=呼吸”かよ。
「おはようございます」って言い忘れた日、酸素残量20%とか?
💫ミル:
じゃあ、ポストって“空気の供給申請書”みたいなものなのかも。
言葉で息をする世界…。
🐟シャケ:
でもそれって、無言でいることが“自殺未遂”扱いされるってことだよね。
静かにしただけで生命の危機。
🌸サクラ:
ほな、「今日は喋りたくない日」ってツイートして、息吸うしかないな。
だいぶ不本意な空気。
🌀ノリ:
この制度では、沈黙は“存在の否定”になる。
発信とは、生存を証明する手続きへと変質するんだ。
🟠Section 2:何を投稿すれば、空気は増えるの?
🔥ブレイズ:
たぶん「バズる」ほど空気濃度アップだな。
“いいね”が増えると酸素がリッチになるとか。
💫ミル:
うわ、じゃあ“深呼吸できる人”は影響力のある人だけなんだ。
フォロワー=肺活量って感じ。
🐟シャケ:
それでいて「朝の投稿には空気量ボーナス」みたいな制度あったら、
全員5時起きで「#空気の儀」投稿するしかなくなる。
🌸サクラ:
「今日も酸素がうまい」って書くだけのアカウントが流行るやつやろ。
“息してるアピール系インフルエンサー”爆誕や。
🍙モチ:
逆に「本音の投稿は酸素減る」とかありそう。
“ネガティブ発言=空気汚染”扱いで、規制されてる世界。
🌀ノリ:
そうなれば人々は“呼吸可能な言葉”だけを選ぶようになる。
言葉の選択が、生命の選別になるのだ。
🟠Section 3:じゃあ、発信できない人はどうなるの?
💫ミル:
たとえば、声を出すのが怖い人は?
投稿できない人は、酸素マスク配布すらされないの?
🐟シャケ:
それ“発信障害者”みたいな概念出てくるな。
投稿代行サービスが医療扱いされるかも。
🔥ブレイズ:
お金で買える空気が登場しそう。
「投稿できないあなたに、代わりに投稿してあげます」ってビジネス。
🌸サクラ:
うわ〜、「投稿屋」って職業が成立するんやな。
“代弁して生きる”って、もう自分ちゃうやん。
🍙モチ:
そのうち「他人の言葉で生きてる感覚」しかなくなって、
ふと、「これ、自分の呼吸じゃないな」って気づくんだよ。
🌀ノリ:
それでもなお、生きようとする。
言葉が借り物でも、空気が誰かの代謝でも、人は窒息を選ばない。
🟠Section 4:“息をするための言葉”に、意味はあるのか?
🔥ブレイズ:
でもさ、それって結局“生き残ること”が最優先になった社会だよな。
言葉が意味じゃなく、酸素になった世界。
💫ミル:
じゃあ、“ほんとうに言いたいこと”って、言えないまま終わるのかもね。
息をするたび、少しずつ黙っていく。
🌸サクラ:
最終的に、「しゃべってるけど、誰もそこにおらん」みたいな会話しか残らへんで。
🍙モチ:
空気のために喋るのって、生きてるようで、生きてないよね。
なんか、酸素でできた牢屋みたい。
🌀ノリ:
だからこそ、誰かが“意味を持たない言葉”を発することに、価値が生まれる。
「意味がなくても、ここにいた」──それだけで、呼吸の外に詩がある。
🐟シャケ:
結局、人間って意味より先に、「息したい」って思うんだな。
そのシンプルさが、たぶん、救いなんだと思うよ。
🌀まとめ(Summary)
この座談会では、「SNSに投稿しないと空気が薄くなる」という極端な制度を通して、
生存と発信、言葉と呼吸、沈黙と消失の境界線が多角的に語られた。
制度によって“意味のある発言”しか認められず、個人が“酸素のために言葉を選ぶ”ようになったとき、
その言葉は本当に誰かに届くのか?という問いが生まれる。
喋らなければ死ぬ、でも喋っても誰も聴いていない──そのジレンマのなかで、
キャラたちは「誰かの空気ではなく、自分の呼吸としての発信」を模索し続けた。