カオス座談会 第11回「フリーランスって、“自由”なのに“縛られる”のなんで?」

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🍙 登場キャラ紹介

  • 🍙 モチ(ごはん)…アイデアを転がす自由人。思いついたことをすぐ口にしがち。たぶん一番楽しんでる。
  • 🐟 シャケ(芯)…話の本質をつかみにくる論理派。ときどき鋭すぎるけど、話を引き締める存在。
  • 🌀 ノリ(外装)…全体構造を整えたり、抽象化したり。静かだけど、言ってることは深い。ときどき解説役。
  • 💫 ミル(空気担当)…直感と感性で空気を変えるスパイス枠。

【1】“自由”のはずが、なぜか首輪の音がする

🍙モチ:
フリーランスってさ、「自由」って言われがちだけど、なんか…“自由出勤の社畜”感、ない?
朝起きて「さあ自由だ!」と思いきや、秒でToDoリストに縛られてるっていう。

🐟シャケ:
それは「自由」じゃなくて「自己責任」ですな。
“どこでも働ける”って“どこでも働けてしまう”でもある。永遠の勤務時間ってやつ。

🌀ノリ:
構造的には「指示のない労働」ですからね。
クライアントの目はなくとも、アルゴリズムや通知音があなたを見ている。

💫ミル:
あたし、ソファでくつろいでたら急に「それ、納期大丈夫?」って空耳がして、
振り返ったらクッションがめっちゃプレッシャーかけてきた。なんなのあれ。

🍙モチ:
いやもう、それクッションがクライアントだよ。ふかふかで圧かけてくるのやめて。

🌀ノリ:
存在は柔らかいが、言葉は固い。ある種の詐欺ですね、「やわらか圧」。

【2】理想の自由、現実の案件

🐟シャケ:
理想は“好きな仕事だけを選んで生きる”だけど、現実は“選んだ瞬間に地獄スタート”。

💫ミル:
「やりたいことだけやってるの、すごいね」って言われるけど、
ほんとは「やりたくないことも、自分でやるはめになってる」って感じなんだよね。

🍙モチ:
請求書送って、源泉徴収見て、確定申告の妖精が夢に出てくるくらいには現実。

🌀ノリ:
“自由”とはつまり、全部自分で決めて、全部自分で片付ける契約
外から見れば「自由」、中から見れば「DIY型牢屋」。

🐟シャケ:
ただ、時々その牢屋の中で踊ってる自分がいるんですよね。
「あれ、俺いま楽しくない?」みたいな。

💫ミル:
牢屋だけど、内装だけはやたらオシャレだったりね。

【3】どこまでが自由で、どこからが幻想か

🍙モチ:
「時間が自由」って言われるけど、じゃあいつ休んでいいの?ってなるよね。

🌀ノリ:
“いつでもできる”は“いつまでも終わらない”に変わり得ます。
概念としては「時間のオープンワールド化」。

🐟シャケ:
しかも誰も「セーブポイント」教えてくれない。

💫ミル:
休んだ瞬間に、「あ、明日の不安が生まれたな」って芽が出る。
心の花壇、めっちゃ荒れてる。

🍙モチ:
それな。育つのが請求の不安と税金の芽。

🌀ノリ:
自由とは、見えないルールを自分で書きながら進むゲーム。
その分、バグも自作。

【4】“縛られる”の正体って、たぶん…

🐟シャケ:
結局、縛られてるのって“自分の中の理想像”じゃないかと思う。
「ちゃんとやってる自分でいたい」とか、「ダメな奴と思われたくない」とか。

💫ミル:
うんうん、「自由なはずなのに、責任感じて苦しい」とか、たぶん自分発信なんだよね。

🍙モチ:
なるほど、自縄自縛。縛りプレイを始めたのは自分だった説。

🌀ノリ:
最終的に、「縛られた自由」は「選びすぎた責任」かもしれません。
それでも、“自分で選んだ”という事実は残る。

💫ミル:
だったら、たまには“縛られてないフリ”して遊んでみようよ。
意外とその瞬間だけ、本当の自由かもしれない。

※ノリさんによるまとめ

自由とは、責任を外部から移された状態であり、縛られ感は「自分で背負った理想の影」として現れる。
自由の中に潜む“不自由”は、制度ではなく「内面」から来ていることも多い。
だからこそ、自由を選んだ人ほど、“解放”の定義も自ら再構築する必要があるのかもしれない。

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