🍙 登場キャラ紹介
- 🍙 モチ(ごはん)…アイデアを転がす自由人。思いついたことをすぐ口にしがち。たぶん一番楽しんでる。
- 🐟 シャケ(芯)…話の本質をつかみにくる論理派。ときどき鋭すぎるけど、話を引き締める存在。
- 🌀 ノリ(外装)…全体構造を整えたり、抽象化したり。静かだけど、言ってることは深い。ときどき解説役。
- 💫 ミル(空気担当)…直感と感性で空気を変えるスパイス枠。
【1】“もしも”って、いつ来るの?
💫ミル:保険ってさ、「もしものときのため」って言うけど、「もしも」っていつ来るの?
🍙モチ:だいたい夜中3時にくるよ。カップラーメン食べてるときに「人生これでいいのか」って急に来る。
🐟シャケ:それ保険じゃなくて、精神の崖際だろ。
🌀ノリ:でも実際、“もしも”って定義不明です。「未来に何かある」って前提で「今」を差し出す仕組みですし。
💫ミル:うんうん、今のプリンを未来のプリンのために手放す感じ!
🍙モチ:やめろ、プリンは手放すな。未来は未来で勝手にプリン持ってるはずだ。
🐟シャケ:プリンに生命保険つけるな。
🌀ノリ:でもその感覚、わりと本質的かもですね。「今の所有権を未来の不確実性に担保として預ける」みたいな。
💫ミル:急に用語が保険証券ぽい!
【2】“安心”って高いの?
🐟シャケ:僕らって安心をお金で買うことに、どこまで慣れてるんだろうな。
🍙モチ:値段表に「平穏:月額7,980円」って書いてあったら迷うもんな。
🌀ノリ:それでも契約しちゃう人、多いでしょうね。「見えない損」を恐れる心理、行動経済学でも定番です。
💫ミル:じゃあ“いま”が苦しくなるのは、「見えない未来への課金」だから?
🍙モチ:たぶんスマホゲームでガチャ引いてるのと似てる。「将来の当たり」を信じて、石を割り続ける。
🐟シャケ:それで出てくるのが「事故証明書」だったら切ないな。
🌀ノリ:実際、保険の価値は「事故が起きないこと」なんですよね。つまり“何も起きない”ことに金を払う。
💫ミル:じゃあ私、今日も無事でいられたから、元取れてるのか!えらい!
🍙モチ:自己肯定感で回収するな。
【3】「備えあれば憂いなし」はほんと?
🌀ノリ:昔から「備えあれば憂いなし」って言うけど、備えること自体が憂いだったらどうするんでしょう。
🍙モチ:備えが重すぎて背中まがってる人、結構いるよね。
🐟シャケ:「老後2000万円問題」とかも、「備えなければ」より「備えよ」の圧が強すぎる。
💫ミル:たしかに。今の人生が「いつかのために消費されてる」感じがする〜!
🌀ノリ:制度設計としては理解できるけど、「不安」によって「選択肢」を削られるのは、哲学的に切ないですね。
🍙モチ:昔の人って、「明日死ぬかも」って言いながらわりとスルーしてたよね。
🐟シャケ:そもそも保険って、確率論と信頼関係の間にある曖昧な橋みたいなもんだしな。
💫ミル:その橋、たまにグミでできてるよね。
【まとめ】
🌀ノリ: 保険という仕組みは、「未来に起きるかもしれない何か」を想定しながら「今の生活リソース」を調整する試みです。 しかしそのプロセスが過剰になると、「いま」が重くなりすぎるという逆転現象が起きます。 本来の目的である“安心”が、かえって“不安”の温床になる。 その構造を、私たちはプリンやガチャやグミで語るしかないのです——この座談会においては。