🧑🚀キャラ紹介（Characters in this Dialogue）
- 🍙モチ：ズレた日常に発想の導火線を投げ込む自由人。
🐟シャケ：構造と現実の狭間を読むリアリスト。
🌀ノリ：日常の変化から存在論へと滑らかに飛ぶ思考の設計者。
💫ミル：感性で生活の揺れを可視化する詩的アプローチ担当。
🔥ブレイズ：他人の生活を利用して跳ね返す行動派。
🌸サクラ：笑いと共感で“ずれた日常”に生活感を戻す突っ込み役。
🟠Section 1：「朝ごはんが他人のもの」って、どゆこと？
🍙モチ：
ちょっと変な家に引っ越したんだけどさ──
毎朝、別の誰かの朝ごはんが勝手に用意されてる。
俺、何も作ってないのに。
🔥ブレイズ：
おい最高かそれ。
他人の努力で腹満たせるシステムって、現代の楽園じゃん。
💫ミル：
でもさ……“誰の”朝ごはんかはわかんないんでしょ？
ちょっと……記憶のない生活の気配がして、こわくない？
🐟シャケ：
つまり、「食べるたびに誰かの昨日を吸収してる」みたいな感じか。
それ、“口から記憶が入ってくる”ってことかもな。
🌸サクラ：
「朝から揚げ物！？誰のテンションやねん」って毎日叫んでそう。
誰かの生活リズムで体調狂うの、まあまあホラーやで。
🌀ノリ：
“他人の朝”を自分の胃に入れることで、
日常という線引きが静かに侵されていくんだね。
🟠Section 2：どんな人の朝ごはんが混ざるんだろう？
🔥ブレイズ：
筋トレ民の家の朝ごはんとか来たらテンション上がるな。
卵3個・鶏むね・プロテイン……よし、今日いける！
💫ミル：
でも逆に「バナナ半分だけ」とかだったら？
すっごい静かな絶望の朝が始まりそう。
🐟シャケ：
ある日突然、**“離婚直後の人”**の朝ごはんとか来たらヤバいな。
冷えた水だけ……みたいな。
🍙モチ：
え、じゃあさ、「今日はめっちゃ幸せな誰かのフレンチトースト」が出たら、
それって俺の幸福でもいいの？
🌸サクラ：
よう考えたら、誰のかわからん飯食うって、**心理的“同居”**やな。
気配だけ先に来てる。
🌀ノリ：
他者の気配を“味”で知覚する行為。
その日、自分が誰であるかが、少しだけ揺れる瞬間だ。
🟠Section 3：この家で暮らしてたら、何が変わる？
💫ミル：
朝が“自分のリズム”じゃなくなるって、
けっこう人格がバラけるよね。食べる＝アイデンティティの一部だから。
🔥ブレイズ：
てことは、逆に“他人の生活リズムを吸収して強くなる”みたいな展開もある？
「今日は年商10億の朝飯」って出てくる日とか。
🍙モチ：
うわ、それ“朝ごはんガチャ”みたいになってない？
SR出るまで寝られない世界。
🐟シャケ：
“自分で食べたいもの”って、安心の証明なんだな。
他人の朝に乗っ取られると、行動の理由が溶けてくる。
🌸サクラ：
最終的に「今日は何が出るかな〜」って楽しみにし出したら終わりやで。
生活の主導権、もう返ってこん。
🌀ノリ：
“誰かの朝”を食べ続けることで、
いつの間にか「自分の朝」が希薄になっていく──
それがこの家の静かな侵食だ。
🟠Section 4：じゃあ、“本当の自分の朝ごはん”って何？
🔥ブレイズ：
むしろ聞きたい。
「絶対に他人じゃない朝飯」って何よ？俺、思いつかないぞ。
💫ミル：
……たぶん、それ“自分で選んだもの”ってことなんだろうね。
冷めてても、偏ってても、選んだ記憶があるもの。
🍙モチ：
「自分で焼いた焦げたトースト」が一番“自分の朝”かも。
雑でもさ、それって全部、自分で下手くそに選んだ証拠だから。
🐟シャケ：
選択の結果がまずくても、納得できるって大事だな。
うまいけど他人の選択って、どっか虚無だもんな。
🌀ノリ：
“選ぶ”という行為は、存在の証明だ。
誰かの朝を食べ続ける限り、自分の輪郭は少しずつぼやけていく。
🌸サクラ：
せやからウチは、たとえ誰かのごはんが用意されてても──
自分で納豆混ぜる朝は、ちゃんとやる。ぬる〜いやつ。
🌀まとめ（Summary）
この座談会では、「毎朝、別の誰かの朝ごはんが勝手に出てくる家」という日常の異常を通して、
「食べる＝生活の主権」「朝＝自分らしさ」「気配としての他者」といった、
“生活の輪郭”を揺らがせるテーマが浮き彫りになった。
誰かの選択に乗っ取られながら、それでも自分を取り戻すには？
笑いと怖さ、便利さと喪失感が交錯しながら、
“選ぶことの手ざわり”が改めて価値として浮かび上がる回となった。