▶この記事でつたえたいこと（匂わせ導入・本文前）
転職サイトって、なぜかこっちの気持ちを先回りしてくる。
「未経験OK」って言われても、「そうじゃない」って言いたくなる夜がある。でもその画面を閉じるとき、どこかで思ってる。
「今の自分でも、まだ何か始められるんじゃないか」って。
🍙 登場キャラ紹介
- 🍙 モチ（ごはん）…アイデアを転がす自由人。思いついたことをすぐ口にしがち。たぶん一番楽しんでる。
- 🐟 シャケ（芯）…話の本質をつかみにくる論理派。ときどき鋭すぎるけど、話を引き締める存在。
- 🌀 ノリ（外装）…全体構造を整えたり、抽象化したり。静かだけど、言ってることは深い。ときどき解説役。
- 💫 ミル（空気担当）…直感と感性で空気を変えるスパイス枠。
【1】おすすめ欄が刺さりすぎて震える
🍙モチ：転職サイトって、なんかこう……ログインした瞬間に「お前の弱点、知ってるぞ」みたいな顔してくるよね。
💫ミル：あるある〜。わたし「あなたにぴったりの“未経験OK・事務職”」って出てきて、なんか言い訳されてる気分になったもん。
🌀ノリ：「将来に不安を感じていませんか？」ってバナー、言葉選びがもはや心理戦なんですよね。AIのくせに、思いやりぶってくる。
🐟シャケ：転職アルゴリズム、僕は感心してるけどな。たぶん過去の閲覧履歴とか条件から“最適化”してるだけ。でもそれが逆に、自分の心の棚を勝手に開けられてるような感覚になるのかも。
💫ミル：しかもさ、「年収アップ！」ってでかでか書いてあって、でもその下に「地方勤務あり」とかさりげなくあると、こう……“甘い罠”みたいな気がしてくるのよ。
🍙モチ：ああ、それある。条件の“背後にあるストーリー”を想像しちゃうんだよなあ。「なんでこの求人、いつも出てるんだろ」って考えだすと、闇が深い。
🌀ノリ：情報の偏りや非対称性に気づくと、まるで転職市場全体が“心理ゲームの盤面”に見えてくるという。
【2】「あなたに合った仕事です」って誰が決めたの
🐟シャケ：「合ってる」って、何を基準に？スキル？性格？それとも離職率？
🍙モチ：しかも「営業っぽい人」とか「管理能力が高い」とか、やたら断定してくるの怖いよね。どこで判断してんの？って。
💫ミル：わたし「サポート気質」って出てたけど、それって“黙って耐えられる人”ってことじゃない？やだ〜もう。
🌀ノリ：推薦モデルの重み付けは、たぶん応募傾向・他人の遷移パターン・類似プロファイルからの推定ですよね。要は「あなたはこういう人でしょ」って平均的に言ってるだけ。
🍙モチ：だから“自分の個性”じゃなくて、“世間が見る自分”っていう鏡を見せられてる感じか。
💫ミル：あー、それでしんどくなるんだ。別に悪い内容じゃないのに、「あたしってこう見られてんのか…」ってシュンってなる。
🐟シャケ：面接前に自己分析させられてるような構図かもね。勝手に始まってる就活。
【3】それでも開いちゃう、希望の扉
🌀ノリ：とはいえ、誰しも「ちょっと他にいいのあるかな」ってクリックしちゃう。それが人間の性（さが）。
🍙モチ：わかる。「自分に期待したい夜」とかあるもん。履歴書も書いてないのに、見始めてる自分がいる。
💫ミル：あたしは「こんな会社もあるんだ〜」って見てると、別の人生を妄想しちゃって、気づいたら30分経ってる。
🐟シャケ：情報収集は“思考の避難”にもなる。今の自分が辛いとき、「別の可能性を見る」って行為だけで、少し呼吸が楽になる。
🌀ノリ：しかもアルゴリズムに文句言いつつも、「おすすめ精度高いな…」って感心しちゃう瞬間もあるんですよね。
🍙モチ：負けた気がするけど、ちょっとワクワクする。「今の自分でも、求められる場所があるんだ」って言われると、なんか救われる。
💫ミル：でも最後に「お気に入りだけして閉じる」っていうのが、あたしの黄金パターン（笑）
🐟シャケ：「希望はある」って示すことと、「そこに飛び込む」は別なんだよね。
【まとめ：この座談会で見えたもの】
🌀ノリ：転職サイトという“鏡”に、私たちは時に怯え、時に夢を見ています。 アルゴリズムが私たちをどう見ているかよりも、それを見た私たちが「何を思うか」が、意外と心を動かしてくる。
誰かに見透かされているようで、それはたぶん、
「自分が自分をどう見ているか」が露わになってるだけなのかもしれませんね。