🧩 キャラ紹介
🍙モチ:語感に潜む違和感をすぐ引きずり出す、疑問発火型のきっかけ屋
🐟シャケ:構造の歪みを笑いに変える現実派の言葉職人
🌀ノリ:語尾や文法の背後にある関係性を淡々と解きほぐす観察者
💫ミル:語感から感情や空気感に飛び移る共感ジャンパー
🌸サクラ:生活の肌感覚を通して場をなじませる中和型リアリスト
🟠Section 1:名乗ってくる食品
🍙モチ:
ごはんですよってさ、なぜ名乗ってくるの?
おかずが自己紹介する文化ってあったっけ?
🐟シャケ:
しかも「です」じゃなくて「ですよ」だろ。
なんで急に距離感近くなるんだよ。
🌸サクラ:
あれ初めて聞いたとき、友達紹介してくれてるんかと思ったわ。
「こちら、ごはんです!」みたいなノリ。
💫ミル:
むしろ「あなたのごはんです」っていう恋人感もない?
ちょっと優しい押し売り。
🌀ノリ:
“ですよ”は同意を促す構造でもある。
つまり、「ごはんでしょ?」と確認している可能性もある。
🍙モチ:
え、じゃああれ「私がごはん」じゃなくて「これはごはんだよね?」って質問かもしれないの?
🐟シャケ:
そうなると、瓶詰めの中でアイデンティティ迷子になってる説あるな。
🟠Section 2:名乗りの歴史を勝手に想像
💫ミル:
昔の食べ物って、もっと無言だった気がするな〜。
干物とか何も言わないじゃん。
🌸サクラ:
せやな。漬物もだんまりや。
あいつら声出したら逆に怖いわ。
🍙モチ:
でも最近は「飲むヨーグルト」とか「焼きそばパン」とか、やたら説明したがるやつ増えたよね。
🐟シャケ:
あれは自己PR時代の到来だな。
ただ「ごはんですよ」は説明じゃなくて自己紹介ってとこが異常。
🌀ノリ:
説明は機能の提示だが、自己紹介は関係性の構築だ。
つまり「ごはんですよ」は、食卓に“関係性”で参入している。
🟠Section 3:“ですよ”の心理距離
🌸サクラ:
“ですよ”って言われると、こっちも「そうですね」って返したくなるやん。
会話が発生してしまうんよ。
🍙モチ:
それが狙いかもな〜。開けた瞬間にコミュニケーション発動。
🐟シャケ:
商品が会話を始めるマーケティング。
めっちゃ現代的じゃね?
💫ミル:
でもさ、食べる前に会話してたら愛着湧いて食べにくくならない?
「昨日はありがとね」とか言ってきたら無理。
🌀ノリ:
そこにこそ、人とモノの関係性を変える力がある。
“ですよ”は単なる語尾ではなく、存在の輪郭を柔らかくする仕掛けだ。
🟠Section 4:もし他の食品も名乗り口調だったら
🍙モチ:
じゃあ他の食品も真似したらどうなる?
「カレーですよ」とか。
🐟シャケ:
「卵焼きですよ」…うん、急に気取った感じするな。
🌸サクラ:
「焼きそばですよ」って、誰目線やねん。
💫ミル:
むしろ「納豆ですよ」とか「ピクルスですよ」はクセ強そう。
開けた瞬間、香りで自己紹介済みなのに。
🌀ノリ:
名乗りは情報ではなく、相手の反応を先に設計するもの。
“ですよ”が加わると、それは情報ではなく感情の呼び水になる。
🍙モチ:
じゃあ「ごはんですよ」はもう食品じゃなくて会話ツールだな。
あれはおかずを装ったコミュニケーション装置。
🌀ノリまとめ
「ごはんですよ」と言われたとき、
私たちは瓶を見ているのか、
それとも話しかけられているのか、
よくわからなくなる。
“ですよ”のやわらかさは、
食べ物と人のあいだに、
小さな会話のドアを開ける。
そのドアを開けたら、
もうそれは、
ただのごはんじゃない。