▶この記事で伝えたいこと
「やる気が出たらやる」は、誰もが一度は言ったことのあるセリフ。
でもそれ、“やる気”という幻想を信じてるだけかもしれません。
本当に動くために必要なのは、やる気じゃなくて“儀式”かも。
この座談会では、やる気待ちの落とし穴と、
小さな行動から始めるコツを、ゆる〜く解きほぐしていきます。
【登場人物】チームおにぎりの4人とその役割
🍙 モチ:自由発想の仕掛け人。問いを投げたり、空気を撹拌する中心人物。
🐟 シャケ:ロジカルな現実派。ツッコミや分析、たまに共感もこぼす。
🌀 ノリ:抽象思考の構造屋。全体を包むような比喩や哲学的視点を持つ。
💫 ミル:感性と直感のスパイス。共感や空気の変化を敏感に読み取り、突然核心を突く。
【1】“やる気”は何者なのか問題
🍙モチ:
なんかさ、「やる気が出たらやる」って言ってるときの自分、
“未来のスーパーヒーロー”を信じてない?
🐟シャケ:
あるよな。
「来世の俺がやってくれる」くらいのスケール感。
💫ミル:
え〜でもさ〜、ほんとに来る日もあるよ?
朝起きた瞬間に「今日のあたし、やる子!」っていう奇跡の朝!
🌀ノリ:
その“奇跡の朝”を基準にすると、
98%の現実が無能になる問題が発生するね。
🍙モチ:
しかも“やる気が出ないときの自分”って、
なぜか“やる気が出た自分”の仕事量を見積もってる。
🐟シャケ:
だから余計に動けなくなるという地獄の連鎖。
【2】やる気って“他責”じゃない?
🌀ノリ:
「やる気が出たらやる」って、
意思を外部委託してる宣言に近い。
💫ミル:
たしかに〜!
天気とか気分とか“やる気の神様”とかに丸投げしてる感ある!
🍙モチ:
「気圧が低いと…」とか「部屋が散らかってると…」とか、
全部条件付きなのよね。
🐟シャケ:
しかもその条件、完璧に整う日は永遠に来ない。
💫ミル:
やばい…それ、“フルコンボの言い訳”じゃん…。
🌀ノリ:
やる気を“待つ”限り、
僕らは一生「やる気がない星」に住んでる。
【3】“やる気”って、そもそも何?
🍙モチ:
てか、やる気って“現象”? “状態”? “気分”?
もはや物理的な粒子説すらあるよね。
🐟シャケ:
たまに「一度動き出したら止まらない」ってあるから、
慣性の法則は適用されてそう。
💫ミル:
うん!
「やってるうちにノってきた」はたしかにある〜!
🌀ノリ:
そう考えると、**やる気は「結果」**であって、「条件」じゃないのかも。
🍙モチ:
「やる気が出たらやる」じゃなくて、
「やったら、やる気が生まれる」ってこと?
🐟シャケ:
まさかの逆転構造。
💫ミル:
それってもう、「お湯が出たら蛇口ひねる」みたいな話だよ〜!
【4】じゃあ、どうすれば動けるの?
🌀ノリ:
最小単位の行動から始めるのがコツらしい。
たとえば「PCを開く」とか「1行だけ書く」とか。
🍙モチ:
わかる。「服を着替える」でもう半分くらい終わった気になる。
💫ミル:
「やる気じゃなくて、儀式なんだよね〜」
お茶いれて、深呼吸して、空見て…ってやってると勝手にスイッチ入る!
🐟シャケ:
つまり“やる気”は「呼び出す」ものではなく、
「降臨させる儀式」か「騙すプロセス」なのかもしれない。
🍙モチ:
それなら、「やる気が来ない」って言ってるときは、
儀式サボってるだけ説あるよね。
💫ミル:
今度から「召喚ミスった〜」って言うことにする〜!
🌀まとめ(ノリ)
🌀ノリ:
やる気は「あるかないか」じゃなくて、「育てるもの」。
それはたぶん、空から降ってくる奇跡じゃない。
日常の中にひそんでる、“やるふり”の積み重ねなんだと思う。
服を着て、椅子に座って、1行打ってみる。
そうしてるうちに、
「やる気が出た」ってことにして動けてたりする。
つまり、“やる気を待たずに、やる”。
その逆説こそが、本当の動き出しなのかもしれないね。