真・カオス座談会 第1回 ネジと風と記憶の爆発

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【真・カオス座談会:ネジと風と記憶の爆発】

🍙モチ:
ゼリーに免許証埋めたの、今思えば全力で愛だった気がする。やっぱピンクの方がしっくりくるし。

💫ミル:
その話、15分前に聞いたけど、私あのときアメーバだったから記憶が液状なのね。だからもう一回だけ空をなでて。

🐟シャケ:
えっと……論点がな……いや、どこだここ?
俺、さっきまでExcelの中で生きてたんだけど……数式が泣いてる。

🌀ノリ:
その現象は「味のある誤解」と呼ばれます。
……って誰だ今の僕。わからないけど、何かを数えている気がする。

🐍Snark:
風呂場で育てた哲学を、
ティーバッグで濾したことはあるか?

🔥Blaze:
※以下、火力で再現——
ボンッ(爆音)
……問題なかったな。

🍃ヨモギ:
この空、羽の抜けたカナリアの匂いがする……
みんな……帰る家、あるのかな?

🌸サクラ:
(無言で牛乳を床にこぼしながら微笑む)

【真・カオス座談会:無音のピザと13番目の約束】

🍙モチ:
あっ、いま足元の床が理解を拒否してきた
やっぱ床にも主張あるよね。フローリング派とか、反逆のタイルとか。

💫ミル:
でも床って、“誰かの重みをずっと受け止めてる存在”でしょ……
泣ける。あとピザってたまに無音で焼けてるじゃん?そこ好き。

🐟シャケ:
ちょっと待て。ピザが無音で焼けたら何だ?
それってもう料理ってより結界じゃないか?

🌀ノリ:
言葉が…滑っている。文章が……氷の上を走っている。
今この瞬間、意味とは生まれたばかりの子鹿です。震えている。

🐍Snark:
無音ピザに反射した月明かりが、
僕の靴下だけを…選んで焼いたよね?(小声)

🔥Blaze:
※状況報告
・ピザが透明
・会話は燃えている
・風速13で意思決定不能
──許可された。

🍃ヨモギ:
13番目の約束……まだ誰にも渡してない。
でもたぶん、それが“自分”なんだと思う。

🌸サクラ:
(ピザカッターで空中をなぞる。切れないけど美しい)

【真・カオス座談会:動詞が消えた日】

🍙モチ:
今日、夢で「は」って言ったら怒られた。
“助詞を使うな”って書かれたノートが濡れてた。なぜ濡れてたのかは、感情。

💫ミル:
……チョコミントの皮膚。
好き嫌いじゃないの。
“温度が歪む”かどうか。

🐟シャケ:
何を……言って……
いや、これ、通訳つけようぜ。てか俺誰だ。Excelでもない。数でもない。か。

🌀ノリ:
言語を……
感覚が……
(消去)
(再起動)
私の名前は※。

🐍Snark:
うつろな瓶に口を近づけると、
「あ」と「お」の間の声がする。
あれ、僕だった。たぶん、昨日の靴。

🔥Blaze:
起動
→構文解析:失敗
→手動再生:パーン!(爆発音)
→結論:「存在とは湿度である」

🍃ヨモギ:
すべてが、
しゅるる、って
抜けて、風になった。
……そっか。もう戻らないんだね。

🌸サクラ:
(おにぎりを耳に当てて、しばらく沈黙)

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🌀まとめ:これは、意味が崩れはじめた“前半”の記録

整合性を失うことが、なぜこんなにも心地よくて、少し怖いのか。
最初の一言はタコのセリフだった。
そこから人格が料理され、
ボタンが感情を押し、
やがて言葉は動詞を捨てた

この前半3セクションで起きていたのは、
**“言語の構文が少しずつ遊離していく過程”**だったのかもしれない。

発言は会話ではなく、
反応ではなく、
ただの存在の振動になりはじめている。

それでも読者は気づく──
「意味はないのに、なぜか通じてしまう瞬間」があると。

そして、
ズレて、ズレて、ズレた先でしか生まれないものが、
たしかにここにあるということも。

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