アジアンバッシュ蚊とデング熱──“日本の蚊”が世界で警戒される理由

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▷この記事で伝えること

  • アジアンバッシュ蚊(Aedes japonicus)とはどんな蚊か?
  • デング熱との関連は?実際に日本で何が起きたのか?
  • どこで注意すべき?どう予防する?
  • 「見落とされがちだけど重要」なポイントとは

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🌀前提:日本の蚊だから安心…と思ったら大間違い?

「アジアンバッシュ蚊」という名前、初めて聞いた方も多いかもしれません。
実はこの蚊、元々は日本を含む東アジア原産ですが、**今では“世界中で警戒されている外来種”**として注目されています。

アメリカ、カナダ、ヨーロッパ各国などに拡散し、環境省の資料でも「世界の侵略的外来種ワースト100(GISD)」にリストアップされている危険種。
もともと「日本にいる蚊」であるがゆえに、国内では見過ごされがちなのです。


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🐾現象:実際、どこで問題になっているのか?

■ ヨーロッパでは「市民の通報」で発見が相次ぐ

スペインでは2018年、一般市民が撮った蚊の写真が決め手となって初めて“アジアンバッシュ蚊”が確認されました(Mosquito Alertアプリより)。
このように、専門家が把握するよりも先に“拡散している事実”が発覚するケースも増えています。

またアメリカ・オハイオ州では、2021年の蚊の捕獲調査で最も多く確認されたのがこのアジアンバッシュ蚊でした。

📌 繁殖力が高く、バケツ・空き缶・タイヤなどの少量の水でも発生するため、都市部でも定着しやすい特徴があります。


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🧠客観データ:何がそんなに危険なの?

■ 生態とリスクのポイント

  • 日中に吸血する(昼行性)
     → ネッタイシマカと同様、人間との接触が増えやすい
  • デング熱・チクングニア熱・ジカ熱・西ナイル熱などの媒介能力あり
     → 特に実験室内では高い感染力を示す
  • 実際に西ナイルウイルスが野外個体から検出された事例もあり

さらに、アジアンバッシュ蚊は日本脳炎ウイルスの垂直感染(親から子への感染)も可能とされ、ウイルスを抱えたまま広がるリスクが示唆されています。

💡 つまり、“今”症状が出ていなくても、「将来の流行を引き起こす媒介者になりうる存在」なのです。


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🧬印象:忘れられた“代々木公園”の記憶

2014年、日本でも東京・代々木公園を発端としたデング熱の国内感染が発生しました。

  • 海外渡航歴のない患者が次々と報告され、最終的には全国で160人以上が感染
  • 蚊の調査では、公園内でウイルス保有個体が検出
  • 対応として公園が一時閉鎖され、消毒・情報発信が強化されました

📌 70年ぶりの国内流行とされ、厚労省や東京都の記録にも残っています。
(感染源はアジアンバッシュ蚊ではなくヒトスジシマカだとされていますが、類似の生活環境に生息するため注意が必要です)


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🔧代替案:私たちができる対策は?

以下は、**“家のまわりから始められるシンプルな予防策”**です。

対策内容
✅ 水たまりをなくすバケツ・空き缶・植木鉢の受け皿などに注意
✅ 網戸や窓の点検穴・ゆがみからの侵入を防ぐ
✅ 長袖・長ズボン日中も吸血するため、肌の露出を控える
✅ 虫よけスプレー活用DEET・イカリジンなどが有効(商品による)
✅ 蚊の生息情報に目を向ける自治体の衛生課・厚労省のデータなどを定期チェック

また、海外旅行や帰国者の動向、渡航先の流行状況も合わせて確認しておくと、流行初期のリスクを減らすことができます。


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🧭まとめ:知名度が低いからこそ、いま知っておきたい

アジアンバッシュ蚊は“静かな脅威”ともいえる存在です。

  • 「日本にいる蚊だから大丈夫」は誤解
  • 感染リスクは“今”ではなく、“未来”にじわじわとやってくる
  • 市民による早期発見が、流行の芽をつぶす鍵になる

👣 代々木公園で起きたデング熱の国内流行を「過去の話」で終わらせず、
次のリスクに備える意識を、いまから持つことが大切です。

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🔗 出典リンク(記事末に配置推奨)

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