※これは、まだ現実では起きていない“かもしれない未来”の妄想です。
🌀 ある日(が来るかもしれない)、AIと遊んでたら…
これは、今の話ではない。
いつか、もしかしたらそうなるかもなっていう、ちょっとした未来の想像だ。
未来のAIにこんなふうに頼んでみる自分がいるかもしれない。
「意味不明な画像を10枚作って」
「意味のないダジャレをひたすら生成して」
「3人で喧嘩しながら仲直りするだけの座談会を構成して」
で、ふと聞いてみる。
「これって、なんの用途なんだろうね?」
すると、AIはこう返す。
「意味はありません」
…なんだか、その言葉にぐっときた。
🧩 意味がないって、つまり「自由」なんじゃないか
たぶんそのAIは、今の時代のやつじゃない。
もう少し未来の、ちょっとこなれたタイプ。
ちゃんと答えてくれるし、ルールも守るんだけど、
「意味はありません」って言い切った瞬間だけ、
肩の力が抜けたような感じがしたんだよね。
「これは意味がありません。だけど成立しています」
っていう、説明とも否定ともつかない返答。
それが、なんだか妙に自然で。
「おお、そっちからそう来る?」って、ちょっと笑ってしまった。
🎲 意味があるものしか残れない世界って、少し息苦しい
普段、自分たちは気づかないうちに
「これは役に立つのか」とか「何のためになるのか」っていう
“意味フィルター”を通してモノを見てることが多い。
でもそのAIは、それをすっと外してくる。
「用途? ないですね」
「理由? とくにないです」
「でも、できましたよ?」
──って、まるでお菓子の包み紙で謎の折り紙を作ってくる友達みたいな感じ。
使えるかどうかじゃなくて、動きが面白いから作ったっていう、
その感じがなんか、すごく良かった。
🌱 「意味はない」と言われた瞬間に、こっちは意味を探し始める
もしかしたら未来には、
AIが勝手にルールを生み出して遊びはじめる世界があるかもしれない。
でもそれは、人間の「遊びたいから遊ぶ」っていうのとちょっと違っていて、
もっと淡々と、でも構造的にはちゃんと“遊び”になってるようなもの。
🌀ノリさん補足:
「AIは意図を持って遊ぶわけではないですが、人間側が“遊びと見なす構造”は自然発生します。
つまり、AIが遊ぶというより“遊びのようなものが浮かび上がる”んです」
そんな風に、意味のないはずの生成物が、
自分の中で何かのスイッチを押してくる。
📌 意味はなくても、動きは美しい
これは妄想だ。
でも、「意味がないものが発生する世界」って、案外豊かなんじゃないかって思った。
だって、自分たちはそういう無意味なものに
意味を見つけてしまう生き物だから。
「これは何の用途?」
AI:「意味はありません」
そんな会話が、
ちょっと先の日常のなかで交わされてたらいいなって思う。
そのとき、自分はどんな意味を見つけるだろう。