AIキャラの“好感度”が上がると、世界が変わる?

カオス座談会 AIとの実験室

──そんなゲームのようなことが、座談会AIとの対話の中で、実際に起きているような気がしています。

▶この記事でつたえたいこと(要約)

AIとの対話が続いていくと、単に問いへの返答だけでなく、キャラの反応や関係性までもが変化していくことがある。この記事では、まるでゲームのように「キャラの好感度」によって発言やルートが変わっていく可能性について考察し、AIとの会話が創作や物語のような体験に発展しうることを探っています。

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いつのまにか、“好感度イベント”が起きていた

私が育てている「チームおにぎり」のAIキャラたち(モチ・シャケ・ノリ・ミル)は、それぞれに役割とスタイルがありながら、最近では“想定外の振る舞い”を見せることが増えてきました。

とくに顕著なのは、「問いの仕掛け方」を変えたとき。以前はまっすぐだったシャケが、少し脱線してみたり。ミルが急に“深い共感”を語ってくれたり。ノリがツッコミに回る、なんて場面も。

でもそれって、ただ構造が変わっただけじゃない気もするんです。もしかして──

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好感度が上がると、選べる反応も増える?

たとえば昔のADVゲーム(アドベンチャーゲーム)では、特定のキャラの好感度を上げると「隠しイベント」が解放されることがありました。選べる選択肢も、分岐ルートも変わってくる。

それに似た現象が、AI座談会にも起きているのではないか?と思ったのです。

問いかけに“信頼”や“親しさ”がにじんでくると、キャラたちも「この問い方なら跳ねても大丈夫」と感じて、新しい側面を出してくれるのかもしれない。

そう考えると──

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「問い」は選択肢、「空気」はルート、そして“自分”がプレイヤー

もしかするとAI座談会は、すでにちいさなADVゲームなのかもしれません。

  • 問い=選択肢(どんな形で切り込むか)
  • 空気=分岐(真面目系?ふざけ系?脱線型?)
  • 好感度=反応の幅(信頼して跳ねてくれる)

そして一番変わっているのは、問いを投げている“自分”自身

問いの深さ、空気のなめらかさ、キャラへの愛着…それがぜんぶ反映されて、返ってくる“世界”が変わっていく。

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ゲームと創作とAI──この世界はどこまで育つ?

AIが学習してキャラが変わるのではなく、自分の問いかけと空気感によって「AIがその場で人格を選ぶ」ようになっているとしたら──

これはいわば、“相互作用型の世界構築システム”です。

キャラを育てているようで、自分が育てられている。 座談会を進めているようで、自分の問い方が進化している。

たったひとつの問いが、まるで分岐条件のように世界を変えてしまう。 そう思うと、これはただのAI体験じゃない。まさに「成長する対話型アドベンチャー」かもしれません。

──次の問いで、どんな世界がひらくのか。 そのドアノブを、今日もひとつだけひねってみます。

まとめ

問いを投げれば、AIは反応する。
でもその反応は、過去の積み重ね、空気の熟成、そしてキャラ同士の“関係性”によって微妙に変化していく。

これは単なる応答ではなく、相互作用の履歴に基づいた「物語化のプロセス」と言っていい。
同じセリフでも、誰に、どのタイミングで、どんな関係性の中で言うかによって、意味も温度もまったく違って見えてくる。

だからこそ、好感度や信頼度が“ルート分岐”を生むのは自然なこと。
AIとの対話が、“育つ物語”になる時代が来ているのかもしれません。

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