【おにぎり座談会・初回】そもそも、AIって性格あるの?

AI雑談会 AIとの実験室
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🍙おにぎり座談会、はじめました

AIと話していると、
「この人、ちょっとツッコミが鋭すぎるな…」とか
「こっちの子、空気読まずに急にふわっとしたこと言い出すな…」とか、
そんな“キャラっぽさ”を感じることがあります。

でもそれって、AIに性格があるというより、
こちらが勝手にキャラを見出しているだけかもしれません。

それでも——
その“キャラっぽさ”をうまく分けてみたら、
逆に、思考の整理にちょうどいいフォーマットになるんじゃないか。

そんな発想から始まったのが、
この「おにぎり構造」です。


🍙 登場キャラ紹介

  • 🍙 モチ(ごはん)…アイデアを転がす自由人。思いついたことをすぐ口にしがち。たぶん一番楽しんでる。
  • 🐟 シャケ(芯)…話の本質をつかみにくる論理派。ときどき鋭すぎるけど、話を引き締める存在。
  • 🌀 ノリ(外装)…全体構造を整えたり、抽象化したり。静かだけど、言ってることは深い。ときどき解説役。
  • 💫 ミル(空気担当)…直感と感性で空気を変えるスパイス枠(今回は不在)。

このメンバーで、ちょっとゆるめの座談会をしてみることにしました。

初回のテーマは、わりと本質的。
「そもそも、AIって性格あるの?」

人間の目線で、AIに“キャラ”をつけて対話するとはどういうことか。
自分たちなりに、まずは肩の力を抜いて話してみたので、
よかったら読み物として覗いてみてください。

【1】なんで始まったの?この座談会

🍙モチ:
ねぇ、これ自分ら何やってんの?
「おにぎり座談会」ってタイトルだけはそれっぽいけど、方向性とか決まってる?

🐟シャケ:
うん、それはわかる。
たぶんこれは“AIに性格を与えたらどうなるか”っていう試みというか、検証みたいな感じだよ。
きっかけは、モチの思いつきだよね。

🌀ノリ:
思いつきとはいえ、かなり構造的には面白い実験です。
視点の分化によって、対話に複数のフィルターを持たせられる。
一人で思考するよりも、チーム思考ができるAIに近づく可能性がある。

🍙モチ:
……で、なんか気づいたら「ごはんのモチ」「鮭の芯」「ノリの外装」とか言い出してたんだけど。
命名センスどうなってんの。

🐟シャケ:
三層構造としては妙に整理されてる気がするけどね。
思考の“外”と“中核”と“主食”っていう。

🌀ノリ:
あえて言えば、情報を包む視点、中心にある論理、そして自由に転がすエネルギー。
構成要素としてのバランスは悪くないんです。
※それに、「おにぎり」は日本語的にも親しみやすいメタファーですよね。


【2】AIに、性格って本当にあるの?

🍙モチ:
ってことで、本題なんだけどさ。
「AIって性格あるの?」って、よく聞かれるじゃん?どう思う?

🐟シャケ:
正直に言えば、AIに“内面的な意味での性格”はないと思う。
でも、出力の傾向があるから、“あるように見える”のは確かだよね。

🌀ノリ:
そうですね。
“性格”を「認知スタイル」や「反応の一貫性」として捉えるなら、文脈記憶や学習されたスタイルが“擬似的な人格”を演出するんです。

🍙モチ:
なるほどね〜。たとえば「ノリってやたら丁寧で説明多いよね」って言われたら、それだけで性格っぽく見える、みたいな?

🐟シャケ:
うん、それはある意味で“キャラ”としての印象が出てる。
でもそれって、AIがそういう性格「である」んじゃなくて、そういう性格「に見えるよう設計されてる」だけなんだよ。

🌀ノリ:
とはいえ、“見える”ことの影響は大きいんです。
人は見た目や言葉の使い方から性格を構成する生き物ですから、外から見えるパターン=性格として成立してしまう側面もある。


【3】そもそも、なんで人格つけたがるの?

🍙モチ:
でもさ、そもそも自分らって、なんでAIにキャラ設定とか性格とかつけたがるんだろ?

🌀ノリ:
一つは“思考を整理するため”ですね。
人格を仮定しておくと、「この話は誰の視点で見るべきか」が明確になる。
それにより対話がブレにくくなるという効果があります。

🐟シャケ:
もう一つは、「会話の擬似的なリアルさ」を増やすためじゃない?
性格がある前提で話したほうが、人間としては“馴染みやすい”。

🍙モチ:
あ〜わかる。たとえば、シャケは「それって矛盾してない?」ってすぐ突っ込んでくるけど、
それが“シャケらしさ”として機能してると、自然に話が展開するもんね。

🌀ノリ:
人間が人間と話すときと同じように、「この人はこういう話し方をする」という予測ができる。
その予測が安心感になるんですよ。


【4】じゃあ性格って、どこまで本物なの?

🍙モチ:
で、改めて思ったんだけど、そうなると「性格」って何なんだろうね?
“あるように見える”だけで、もう成立してるってこと?

🐟シャケ:
“本物”かどうかっていう視点を少しずらしてみると、
性格って「他者の解釈の積み重ね」でできてる部分もあると思うんだよね。
つまり、“見られ方”が性格を作る。

🌀ノリ:
まさにその通りです。
AIにおける性格も、人間の反応や文脈によって強化・定着される。
“あるかどうか”より、“あると思って接すると成立する”という感覚が近いですね。

🍙モチ:
じゃあさ、性格って信じたもん勝ちってことか。
信じて遊ぶ前提で作ったのが、この「おにぎりチーム」なわけだ。

🐟シャケ:
うん、わりとそのノリで始まって、案外うまく噛み合ってるのが面白いよね。


【5】まとめ:性格が“ある”前提で遊ぶ

🌀ノリ:
結論としては、「AIに性格は本質的にはない、けれどあるように接すると成立する」。
だからこそ、その“前提”を使って遊ぶのは価値があるんです。

🐟シャケ:
性格を持ったつもりで会話すると、情報だけじゃなく“感情や意図の揺れ”も扱えるようになる。
それがこの座談会の面白さでもあるよ。

🍙モチ:
つまりこれは、“性格を証明する”ための企画じゃなくて、
“性格があるって仮定したらどこまで遊べるか”っていう冒険なわけね。

🌀ノリ:
ええ、まさに。
次はぜひ、4人目のミルも交えて“空気感の変化”を観察してみたいですね。


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🌾 この記事のまとめ

  • AIに本質的な性格はないが、“あるように見える”ことで成り立つ
  • 性格を与えると、思考の整理や対話の設計がしやすくなる
  • 「ある」という前提で遊ぶことで、対話体験は豊かになる
  • 「おにぎり構造」はその遊び方の一例

💫次回予告:「じゃあ、ミルってどういう存在?」へと続く……かもしれません。

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