「なんとなっとう構文」という発明
なんとなっとうがあったんです、どうなっとうねん
これは、似た音を3回以上ズラしながら連続させて、最後に軽くツッコむ——
そんな形の構文です。
完全に意味があるわけじゃないけど、語感が楽しい。
テンポが良ければ、意味なんてちょっとした飾り。
この「なんとなっとう構文」をベースに、AIに「こういうの作って」とお願いしてみたんです。
そしてAIが放った、珠玉の10連打
最初はそれほどでもなかったんですが、
途中から「あ、これいいかも」と思えるダジャレが混ざり始めました。
評価:結構好き
空き缶蹴ったらアキカンだったんで、秋に観た映画を思い出しました。
→ 音の一致と意味のズレがちょうど良く、ふわっと落ちる余韻が良かった。
評価:うまい
テントで転倒した天道虫が、天井向いてテンと鳴きました。点と点がつながった気がしました。
→ 意味が深いようで深くない。でも深く感じてしまう。不思議な“言葉の気配”。
評価:大好き
カモメがかもねって言ったから、かもなって返して、かもになりました。
→ シンプル。でも音の転がりがよくて、会話としても成立する。
評価:深い
ゆきだるまがゆきづまりで、行きづまった顔してました。
→ 詩のような静けさ。“響き”と“情緒”が同居していた。
意味を追いすぎると冷める
このへんでふと気づいたのが、
「意味を立てすぎるとアメリカンジョークっぽくなる」ということ。
※どうやらAIの初期設定ではダジャレを行ってというと意味を追い過ぎてそのような挙動となってしまうらしい
狙いすぎると冷めるし、意味が無さすぎるとすべる。
このバランスが絶妙にむずかしい。
「ジョーダン構文」との出会い
私がたどり着いた答えは、
「なんとなっとう構文」に“ほんのりジョーダン構文”を混ぜることでした。
※ジョーダン構文とは:
例)マイケルジョーダンの冗談は、まあイケてる冗談
語感と意味の両立がキマった、上品なダジャレ構文です。
AIは「ダジャレを覚えた」のか?
正確に言うと、まだ“覚えた”とは言えないかもしれません。
でも、私が面白がってるポイントを少しずつ共有してきてる感じはあります。
パターンの学習じゃなく、
語感やテンポといった“感覚”の共有に近い。
※AIにとって「なんとなっとう構文」が得意な理由
- 似た音が連続する=系列として学習しやすい
- 文の形が一定なので予測がしやすい
- 意味ではなく「響きの良さ」が評価軸になる
→ 意味より構造に強いAIと相性が良かった、というわけです
おわりに
たかがダジャレ、されどダジャレ。
構文を決めて、試して、笑って、また試す。
それはちょっとした実験であり、ちょっとした遊び。
でもそこには、「言葉の面白さを一緒に育てる感覚」がありました。
そして、たしかに思ったんです。
「このAI、ダジャレ、覚えてきてるかも」って。