■ 結論:「青色申告=税金が安くなる」だけじゃない。保険料も節約できるって知ってた?
「青色申告をすれば税金が安くなる」──
これはよく知られた話ですが、実はそれだけじゃないんです。
青色申告をして所得を下げることによって、国民健康保険料や介護保険料も連動して軽減されるケースがある。
つまり、
「青色申告控除=控除の副作用で“保険料まで下がる”」という知る人ぞ知る裏ワザ的ハックなんです。
特に個人事業主・フリーランス・副業で確定申告する方にとっては、知らないと大損。
この記事ではその仕組みから活用ポイント、リアルな声まで、徹底的に生活者目線で解説します。
■ 青色申告特別控除とは?(復習)
◯ 控除の種類と金額
| 控除額 | 条件 |
|---|---|
| 65万円 | 複式簿記+電子申告+期限内申告 |
| 55万円 | 複式簿記+紙提出/電子帳簿保存 |
| 10万円 | 簿記なし(簡易帳簿・現金主義など) |
この控除は「所得から引ける金額」であり、課税所得が下がる=税負担が減るのが基本的な効能です。
■ でも実は…控除によって「保険料」も下がる
保険料(とくに国民健康保険料や介護保険料)の仕組みをご存じでしょうか?
国保の保険料は、多くの自治体で下記のように構成されています:
- 所得割(前年度の所得に応じた額)
- 均等割(1人あたりの固定額)
- 平等割(世帯単位)
このうち、「所得割」は前年の所得をもとに計算されるため、
青色申告特別控除で所得を下げれば、翌年の保険料が自動的に軽くなるのです。
■ 実際どれくらい違うの?
税理士監修の試算では──
- 所得が300万円 → 青色申告特別控除65万円を適用
- 課税所得が235万円に下がることで、
→ 所得税:約5万円軽減
→ 住民税:約4万円軽減
→ 国民健康保険:約3〜5万円軽減(自治体による)
トータルで年10〜15万円の節税効果が期待できることもあります。
このように、「保険料を下げる目的」で青色申告を選ぶというのも、立派な生活戦略になりうるのです。
■ 体験談①:「青色申告10万円控除にして大損した話」
あるnote投稿者によると──
「最初の申告で“10万円控除”を選び、記帳も簡単に済ませた。でも翌年、確定申告相談会で“65万円控除なら保険料も下がる”と聞いてショック。結果的に、保険料だけで年間3万円は損してたとわかり、それ以来、帳簿もしっかりつけて電子申告に変えました」
このように、控除額の差が保険料にまで波及することを知らずに損してしまう例もあります。
■ 体験談②:「保険料の通知で違いを実感した瞬間」
もう一人のブロガーさんによる投稿では、
「前年は白色申告で国保が年間約35万円。今年は青色65万円控除で申告したら、通知が来て“29万円”になっていた。記帳ソフト代や時間をかけても、この差はでかい!特に国保は地味に負担大きいからこそ効いた」
と、まさに数字で“得した実感”を得られた瞬間を共有。
「税金と違って保険料って“戻ってこないもの”だからこそ、安くできると気持ち的にもラク」
──という心理的効果も印象的でした。
■ なぜ「地味にすごい」のか?それは“毎年効くから”
この制度が生活ハック的に優れている点は、何よりも**「年に一度の申告が、来年の保険料にずっと影響する」**ことです。
つまり──
- 65万円控除がある限り、
→ 所得はその分、毎年“減る”
→ 所得に連動する保険料は“毎年安くなる”
一度しっかり青色帳簿を整えてしまえば、あとは毎年の控除によって自動的に保険料節約が続く。
これは「年1回の労力」で「数万円以上の家計節約」が半永続的に得られるという意味で、
まさに「地味にすごい生活ハック」と言えます。
■ こんな人におすすめ
- ✅ 国保保険料が年間30万円以上かかっている人
- ✅ 青色申告をしているが、10万円控除で済ませている人
- ✅ 今後フリーランス/副業で申告予定がある人
- ✅ 医療費控除などで「あと少し所得を下げたい人」
- ✅ 電子申告やクラウド会計に抵抗がない人
■ 注意点と落とし穴:申告だけすればOK…じゃない!
- 「65万円控除」は条件付き
- 複式簿記による帳簿づけが必要
- 電子申告 or 電子帳簿保存による提出が必須
- 期限内に申告しないと55万や10万円に減額
- 所得が低すぎると逆効果も
- 所得割のない世帯では保険料軽減効果が薄い
- 青色申告の手間に対して節税メリットが乏しい場合も
- 帳簿ミスで税務調査のリスクも
- クラウド会計(freee、マネーフォワード)などでミスを防ぐ工夫を
■ まとめ:一度覚えれば“家計を守る防御力”になる制度
「青色申告=帳簿が面倒でハードル高い」と思われがちですが、
慣れてしまえばその見返りは非常に大きく、保険料・税金・将来の融資審査にも好影響を与えてくれます。
特に、
- フリーランスの方
- 副業で20万円以上の収入がある方
- 個人でスモールビジネスを始めたばかりの方
にとっては、知らないと数万円単位の“見えない損”をする制度です。
「どうせ払うなら、安くする努力はできる」──それが青色申告の真価です。