はじめに|「あの顔に、なんか共感してしまう」
ふわふわの毛並みに、垂れた目。ソファに座ってるみたいなポーズで、まるで「何もかも面倒くさい」と言ってるような表情の動物。
最近そんな画像が、英語圏のSNSで人気を集めています。
その名前は ビスカーチャ(Viscacha)。
チンチラに似た見た目の野生動物で、**「今の自分みたい」**と共感する声が急増中。
疲れた世代の“気分そのまま”を映す存在として、**スピリットアニマル(心の分身)**的に扱われているのです。
ビスカーチャってどんな動物?
ビスカーチャは、南米の高山地帯に生息する野生のげっ歯類です。見た目はチンチラにそっくりですが、よりワイルドで、自然の中でひっそり暮らしています。
- 属名:Lagidium(チンチラ科)
- 生息地:アンデス山脈(ペルー・ボリビア・アルゼンチンなど)
- 特徴:草食性で、岩場や崖などに住み、集団で生活する社会性あり
でも、そんな生態よりも今注目されているのは、**あの「顔」**なんです。
SNSで話題になった「共感顔」
🔥 Redditでの拡散
2024年後半から、海外掲示板Redditで以下のような投稿がバズを連発しています。
“This is a viscacha. They always look sad, disappointed, and tired.”
(これがビスカーチャ。いつも悲しそうで、がっかりしてて、疲れてるように見える)
“My spirit animal.”
(自分のスピリットアニマルだ)
“No photos please.”
(撮らないでくれ…って顔してる)
ぼーっとした目つきで岩に座っているビスカーチャが、まるで人間の「心の疲れ」を代弁しているようだと共感を呼んでいます。
📰 メディアも注目
インドの大手メディア Times of India も、ビスカーチャを「Gen Zのスピリットアニマル」と紹介。
“Gen Z’s spirit animal? The sleepy, sulky viscacha.”
(Z世代のスピリットアニマル? それは、眠そうでふてくされ気味なビスカーチャ)
ここでは「社会に疲れた若者の気分を体現している動物」として紹介されており、動物紹介を超えて文化現象として扱われ始めています。
なぜこんなに共感されてるの?
① 表情が「今の気分すぎる」
- 半分閉じた目
- 下がった口角
- 背中を丸めてじっとしている姿勢
どれもが、「もう今日は何もしたくない…」という気持ちを見事に表現しているように見えます。
→ SNS上では「朝起きた自分」「会議中の自分」「社会ニュースに疲れた自分」など、日常の感情を投影する使い方が多く見られます。
② ミームとして完璧なビジュアル
英語圏のネットスラングでは、“spirit animal”=自分の気分を映す動物という意味合いで使われます。
“Trying to look motivated but already dead inside.”
(やる気あるフリしてるけど、内心はもう無理)
“Me during every Zoom meeting ever.”
(全部のZoom会議での自分)
このように、自虐的なユーモアと動物画像の親和性が高く、ビスカーチャの「疲れ顔」はまさにぴったりだったのです。
ビスカーチャの画像が使われる主なシーン
ビスカーチャは、ネット上でさまざまなシーンに引用されており、「ああ、わかる」気持ちを代弁するアイコンになっています。
| シーン | キャプション例 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| 朝起きた直後 | “Me waking up for work like…” | 「仕事に行くために起きた自分」 |
| 面倒な仕事の前 | “Trying to look motivated but already dead inside” | 「やる気あるふりしてるけど、心は空っぽ」 |
| 長時間の会議中 | “Me pretending to care during Zoom” | 「Zoomで関心あるふりしてる自分」 |
| 社会情勢への疲労感 | “How I feel reading the news in 2025” | 「2025年のニュースを見るときの気分」 |
これは偶然のバズではない
📱 SNS時代の「共感×キャラクター」
SNSでは、犬や猫が「変な顔」や「ぽかんとした表情」でミーム化されることがあります。でもビスカーチャは**“常にその顔”**なのが強み。
- 写真に撮られると毎回「疲れてる」
- 動かなくても意味が通じる
- 加工なしで感情が伝わる
つまり、「ミーム映えする構造をもともと持っている動物」と言えます。
🧠 Z世代の“共感ポイント”と重なる
ビスカーチャの人気がZ世代に刺さっている背景には、以下のような心情もあるのではないでしょうか。
- 「何事にも全力で頑張れない日がある」
- 「無気力を無理に隠したくない」
- 「自分の“疲れ”を正直に受け入れたい」
そんな空気感と、ビスカーチャの“抜けた表情”が完璧に一致したのです。
日本で流行する可能性は?
💡 LINEスタンプや雑貨向きのキャラ性
「疲れてる顔+一言」という構成は、LINEスタンプやSNSアイコンで人気が出やすいフォーマットです。
- 「今日はいいや」
- 「もうむり」
- 「返事あとで」
…こんな台詞と組み合わせるだけで、**自分の気分を“無言で伝えるキャラ”**として使えます。
💡 「ぬい撮り」や癒し雑貨としても期待
ビスカーチャのもふもふ感と丸いフォルムは、日本の「ぬい撮り」文化とも相性抜群。
「動かないけど、なぜか癒される」という存在として、グッズ展開の余地も大きいでしょう。
まとめ|“何もしない顔”が、こんなにも愛される時代
ビスカーチャは、ただの珍しい動物ではありません。
その表情が、私たちが普段見せられない“疲れた顔”や“投げやりな気分”を代わりに表現してくれる存在として、ネット上で静かに共感を集めています。
- ✔ 眠たそうな顔=癒し+リアル
- ✔ SNSで共感される使い方が定着
- ✔ スピリットアニマルとしての自己投影
あなたのスマホの中にも、1枚くらい「ビスカーチャみたいな顔した自分の写真」があるかもしれません。